住宅ローンの返済は、指定した日にちに預金口座から引き落としになります。返済指定日は給与支給日から考えて余裕を持って決めましょう。
給料をもらってから住宅ローンの返済口座に入金できる日までの日数を余裕が持てるように返済日を決めるようにします。
一般的に給料日は10日や25日の会社が多いようです。
例えば、- 給料日が10日なら返済日を15日以降
- 給料日が25日なら月末や翌月の上旬などに設定します
もちろん返済日の設定は、各金融機関によって異なりますのでローンを組む際には要チェックです。
返済指定口座と同じところに、給与振込口座にできるなら申し込み時点から指定しておきましょう。
住宅ローンの金利優遇の対象になっている金融機関もあります。
返済日を変更したいけど、できますか?
一般的には、変更ができない金融機関がほとんどです。
もし変更が可能としても、手数料が必要となるので、余計な費用がかかることのないように、はじめからしっかり決定しておくことが大切です。
突然の都合やアクシデントなどで、返済日までに返済口座に入金できなかったような事態にならないように」、2〜3ヶ月程度の返済金額口座に残しておきましょう。
住宅ローンを組んだ際には、うまく返済ができていたのに、数年が経って残しておいた預金残高がなくなったりして資金繰りがしんどくなってきつつあるようであれば、家計が赤字の傾向になっています。すぐに家計の分析をするか、FP(ファイナンシャルプランナー)などに家計相談しましょう。
このような状態が続くと住宅ローンが延滞したり、完全に返せなくなります。そうなる前に、家計の見直しや住宅ローンの見直しなどが必要になります。
休日の場合の取扱は確認必須
一般的に住宅ローンの返済日が銀行営業日ではなく休日の場合は、翌営業日の引き落としになっています。
つまり、返済日が土曜日の場合なら銀行は休日です。そうなると引き落としは翌営業日(月曜日)になります。
そして給与の支払日が休日の場合はどうでしょうか?
休日の前営業日に支払われることが多いようですが、休日明けに支払われるところもあるようです。あなたの会社はどうでしょうか?
休日の場合の住宅ローンの返済日と給与の支給日との関係は、必ずチェックしておいてください。「返済のお金が必要なのに、給料日前だ・・・」ということのないように
ボーナス返済をすると得になるの?
最近では、ボーナス併用返済を指定する人は少なくなりました。
ボーナス返済とは、例えば3,000万円の住宅ローンを組んだとして、2,000万円は毎月返済、1,000万円はボーナス返済とし、6月と12月には増額して返済する方法です。月々の返済は抑えながらも、指定したボーナス月にボーナス分を増額して返済する方法です。ボーナスの余裕資金で返済にあてていく方法になります。
年間の返済額が同じなら、毎月返済のみとボーナス返済併用との違いによるメリットはほとんどありません。できれば、毎月返済のみで住宅ローンの返済ができるようにして、ボーナス併用部分はなるべく無いように(あってもなるべく少なくなるように)します。
なぜなら、現在の景気ではボーナス支給も不安定なのでボーナスをあてにする返済は、お勧めできないからです。
実際、ボーナスを受け取ったら住宅ローンの返済(一部繰上げ返済)、子供の学費、家族旅行、将来の貯蓄など、その時々でボーナスをどう使うかを決めていくことをお勧めします。
少ない時は少ないなりの、多い時は多いなりの使い方を考えましょう。
もし、ボーナス返済をするのならなるべく返済負担を少なくすること、返済日に注意する事です。
ボーナス支給日を考慮した上で返済日を指定しないとボーナス返済月には残高不足になり、ローンの返済が遅れてしまうことになるかもしれません。
例えば給与支払日が毎月10日なので、住宅ローンの返済を15日に指定したけれど、もしボーナス支給日が給与支払日とは別で25日支給なら、ボーナス返済月には延滞してしまうかもしれません。この場合なら返済日は月末か翌月の上旬などに指定するようにします。
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