住宅ローンは、借入金額が大きくしかも借入期間も長いので生活・家計の大きな負担になります。自宅を持ちたいと思うとほどんどの人が借入に頼らざるを得ないので、住宅ローンは必要不可欠です。
ですが、一度住宅ローンを組むと長期間の負担になります。生活費の負担そして子供の学費や結婚資金、自分たちの老後の貯蓄など必要な支払いがたくさんある一方で、景気が低迷しているなか収入面は不安定です。いつまで働けるのか、これからどれくらい年収が上がっていくのか、いつまでもらえるのか、年金はもらえるのか・・・これらを考えると少し不安になりそうです。
住宅ローンの借り換え2回目、3回目・・
住宅ローンが家計負担の中でも大きな割合を占めています。しかも他の支出よりも見直しをすることで確実に効果があるものです。
住宅ローンを組んで借り換えをする人はある程度はいるのですが、2回目・3回目と借り換えをした人はあまりいません。
住宅を購入した際にローンを一度組んで見直しをしないままの人が一定数いるのと同じように、一度借り換えをしてそのままになっている人も多いのです。
一度見直しをしてなんとなく気持ちが落ち着いてしまっているのです。
一度見直しをしても、また見直す。もし以前見直しをしてもだめだったとしても今回は見直しができるかもしれません。
なぜなら、経済情勢や金融機関の環境も変わってくるからです。
借り換えのポイント(見直しの時期・タイミング)
もちろん、決まりはないのですが、住宅ローンを組んで一つの金融機関で大体7、8年〜10年以上経過していたら「住宅ローンを借り換えして家計の見直しができるかもしれない」と考えましょう。
なぜなら10年くらい前であれば、株価をはじめ経済情勢はかなり変わってきています。金融機関の事情も変わってきていますので商品内容・融資条件・金利優遇が変わっていたり、金融機関の顧客獲得競争もかなり違ったものになっています。
実は住宅ローンの商品は以前に比べるとかなり変わってきているのです。
【住宅ローンの借入条件の変遷】
自己資金が20%以上必要(80%ローン)
↓
自己資金0%でもOK(100%ローン)
↓
諸費用も借りられる(100%+諸費用ローン)
※審査基準が変わり借り易くなりました。
(その分借入負担が大きくなったとも言えます)
※顧客獲得競争で金利水準も変わってきています
10年〜20年くらいのスパンで見ると住宅ローン新規の借入は上記の通り条件が変わってきています。返済実績が確認できる住宅ローンの借り換えなら審査基準や金利条件が変わってきているのはもちろんなのです。
銀行側から見れば、新規の住宅ローンも他行からの借り換えも新規顧客に貸し出しすることは変わらないのです。むしろ返済実績が確認できる借り換えの方が安心なのです。
ですので一度借り換えをしても、遅れもなくきっちり返済を続けていて7、8年以上経っているのなら一度借り換えを検討してみることです。
10年に一回程度の見直しサイクルなら大体2〜3回程度の借り換えができるかもしれません。
金融機関でシミュレーションしてもらいメリットがあるのか試算してもらうことをお勧めします。
もし以前にも金融機関に相談に行ってシミュレーションしてもらって「メリットが出ない」と言われて諦めたことがあってもそれが5年以上経過するのなら別の金融機関に相談してみましょう。
それでもメリットがでなければそれだけのことです。また次回見直せばいいのです。手間は多少かかるかもしれませんが、相談やシミュレーションだけならお金はかかりません。うまくいけば返済額が軽くなり、家計の見直しができます。将来の準備ができます。
条件が合えば借り換えをするという気持ちを常に持っておきましょう。
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