あなたは何歳まで働く必要がありますか?

私たちは食事や医療技術など様々なものが進化し、人生100年時代と言われるようになりました。

そして100年生きていくためには、それだけ稼いでいかないと生きてはいけないという事です。景気も良くないですし、特に今はコロナ対策で企業だけでなく個人も疲弊してきています。コロナ対策での1人10万円の給付金がもらえますが、その使い道が今の状況を表しています。

特別定額給付金10万円の使い道からみる生活環境

特別定額給付金の使い道は、生活費に充てる人が多く、 年金制度も将来の給付は当てにならないといった状況の中、 将来に備えて貯金する人も多い状況です。

もちろん旅行などの消費に回す人もいるのですが、それはほとんどが年金や貯蓄の多いシニア世代と裕福層なのです。一般の現役世代では生活費や貯蓄に回す人が多いのが実情です。ニッセイ基礎研究所「特別定額給付金10万円の使い道」 より

一般の現役世代では余裕がない家庭が多く、家計に占める割合に住宅ローンが多いのが特徴です。しかもその住宅ローンも80歳まで借り入れをするような組み方をしている人が少なくありません。

返済負担を軽くしながら、ボーナスで繰り上げ返済退職金で一括返済しても余りがあって、更に年金が十分もらえる。老後も働くけど、ぼちぼちの労働でちょっと小遣い程度でやっていける・・・そんな返済計画を立てているのならOKなのですが・・・

今の年収水準で返済負担率を計算し、80歳まで今と変わらず働き続けないと返済・生活できないような計画では非常に危険な借り入れ方法です。

住宅ローンは何歳まで組めるのか?

金融機関によって異なりますが、以前は完済時年齢70歳・75歳だったのが今や80歳まで組めるようになっているのです。
各金融機関の競合状態や高齢でも元気に働ける人が増えてきているなど、いろいろな理由がありますが、ローンを組みやすくしている一つの仕組みであって、自分のライフプランにあった借り入れ負担なのかは本当に考える必要があります。

「現代人は90歳まで働くことになる」竹中平蔵

プレジデントオンラインより

いつまでも働けることは素晴らしいことだと思います。しかし老人になって働き続けないと生活がやっていけないのであれば、それはツライことです。

現役時代と比較して仕事ができるほど、体は思うように動かないし、 付いていけないくらい技術革新が進むことでしょう。そういった中で稼ぎ続けるのは大変なことになるでしょう。

想像してみてください。
70歳になった自分が住宅ローンや生活費を稼ぐために朝から晩まで働き続ける状態を・・・
そして実際本当に仕事がもらえるのかを・・・

これから、住宅ローンを組むのなら、しっかりとしたライフプランを考えて組んでいく必要があります。

そして既に住宅ローンを組んでしまっているのなら、完済の計画が今のライフプランで問題ないのかシミュレーションをしておく必要があります。

そして早く返済できるように、借り換えをするなど常に住宅ローンの見直しを定期的にすることが大切なのです。

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